社会化トレーニングってなあに?

今日は、「社会化トレーニング」について簡単ではありますが、私なりに説明させていただこうと思います。

社会化って言葉は聞いたことはあるけど、実際何のことなのかわからないって方、以外に多いんじゃないでしょうか??

簡潔に言うと、社会化とは、これから出会うであろう「人」「犬」「環境」などの刺激に触れ合わせて慣らすことを言います。

社会化トレーニング中
電車にドキドキ

生まれてから生後3ヶ月までの間は警戒心より好奇心の方が強いため社会化トレーニングをするのに適した時期(社会化期)と言われています。

生後3ヶ月を過ぎると警戒心が高まり、好奇心が下がってくるので、この時期にたくさんの経験をさせてあげることが自立した大人への大事な大事なステップとなるのです。

ですが、実際はワクチンプログラムが終わってないからという理由で外に出ていろんな体験をさせてあげることができないまま生後3ヶ月を過ぎてしまう子が多い。

それってすんごくもったいないんです!!
じゃあどうしたらいいのか…?
答えは簡単、抱っこでお散歩をさせてあげましょう!

抱っこで外に出ることはお医者さんもダメとは言わないはずです。

初めての遠出
カートに乗ってお出かけ

そして、外に出たら愛犬の様子をしっかりと観察しましょう。
ただただ抱っこで外に連れ出すだけだと社会化トレーニングは成り立ちません。
「外って怖くないんだよ〜」とわかってもらうことが社会化の1番大切なことなのです。

なので、無理のない範囲での抱っこ散歩、そして良いイメージを持ってもらうために大好物と一緒に出かけることを必ず意識しておきましょう。
(おやつやおもちゃ、いつも使っているタオルなどで落ち着かせてあげてもいいですね)

家の中でもいろんな音を聞かせてあげたり、いろんな人と触れ合う機会を作ってあげることも大事な社会化トレーニングです。
家の中でも外でも様々な刺激と楽しく触れ合わせてあげてくださいね。

生後3ヶ月を過ぎると少しずつ警戒心が上がり、好奇心が下がるため初めての経験をする時に、楽しそう!というイメージより、怖いかも…。というイメージを持ってしまうことが多くなります。
生後3ヶ月までにいろんな経験をしたからといって、この先ずっと何にも怖がらずに生きていけるわけではないので、社会化トレーニングは生きていく上でずっと必要になります。

もちろん成犬になってからも日々警戒心は上がっていきますので、コツコツいろんな経験をさせてあげてくださいね。

ちなみに私の愛犬すずは2歳になる手前ぐらいに保護犬として家にお迎えしました。
なので、社会化トレーニングは成犬になってから始めました。

私と同じように成犬の保護犬を迎えた方で、社会化トレーニングに悩んでいる方がいましたらぜひ早めにご相談くださいね。
もちろんパピーちゃんからのご相談も受け付けていますのでお待ちしております。

先ほども言いましたが、ただ単に刺激に触れ合わせるだけでは社会化トレーニングとは言いません。
その刺激にどうやって触れ合わせていくのか、そしてどうやって慣れさせていくのか、その子によって方法は異なりますし、得意不得意も違います。
ネットで見た方法を試すより、プロのドッグトレーナーの意見を聞いてみる方が私は絶対にいいと断言します。

人と暮らすことが愛犬にとってストレスにならないように、これをきっかけに社会化トレーニングについて改めて考えてみてはいかがでしょうか?

長くなってしまいましたが、最後まで読んでくださってありがとうございました